兄貴ライツ(talking lights)解散によせて

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昨日talking lightsというバンドが解散を発表した。最後に解散ライブをやるわけでもなくインターネットでの発表をもって解散、という終幕に最初は「そうかーまあ仕方ないよな」と頷くしかなかったのだが、時間が経つにつれトーキングライツと自分がどういう関りをしてきたのか、トーキングライツというバンドはどんなバンドだったのかが思い起こされてきたため、それを書いて、それを知ってほしいと思う。※うる覚えが多いため「気がする」という表現が多くなりそうなので、断定表現にしてますが大体「気がする」のニュアンスが入ってると思っていただきたいです。

トーキングライツは自分の実兄である謙太郎とNANANINEの朱雀さん、東京ノントロッポの矢野さんの3人からなるバンドで、兄貴が当時やってたUNDER THE COUNTERが解散して、「なんかやらんのかな」と思ってた矢先に、UTC最後のサポートベースだった朱雀さんらとなんかやるみたいな話をちらっと聞いて、その一発目か二発目のライブを見に行ったのが最初だったかな。確か三茶のcome togetherで、後輩のThe Plashmentsってバンドのイベント。そん時に初めて矢野さんにご挨拶した(気がする)。

そのライブではカバーを中心にやってて、兄貴が元々ソロでやってたダンシングクイーンとかもやってた。兄貴がスリーピースのバンドを組むってのと、新バンド特有の初々しさみたいなものを楽しみながら見てたな。サウンド的にレゲエ風味なアレンジが多かったし、そん時にMCで朱雀さんが「まあ売れるとか売れないとかそういうんじゃなく音楽を楽しみたいから始めました」みたいなことを言ってたし、ゆるっとやってく感じなのねと物わかりの良い自分はひとまず納得。終わってメンバーと話しててなんか手伝ってよ手伝うよみたいな話をして、そこからトーキングライツと俺との関りが始まるといった経緯。

 

その頃これからの時代はYOUTUBEだよ!と意気込んでいた自分は、トーキングライツの映像を撮ってあげてたのを思い出したので貼っときます。何台もカメラがあって綺麗にとられた映像よりも、所謂「海賊版」と呼ばれるあけてびっくりチープな音質、映像が好きだった自分は、スマホで撮ったライブ映像をアーティストの許可を得てどんどんあげていくサービスを思いつき、その第一弾としてあげた映像です。懐かしい。確か渋谷LUSH。作業がめんどくさくて第一弾でやめちゃったけどね笑。面白いからまたこの海賊チャンネル始めようかしら。良かったらチャンネル登録してください。

脱線した!なんか宣伝しちゃった!

この映像見ると兄貴の前髪がありますね。懐かしい。

色んな場所でライブ呼びましたね。自分がライブ制作した中では下北沢CLUB251、渋谷LUSH、渋谷HOME、渋谷7thFLOOR、六本木varit、池袋Adm?くらいかな。ライブを重ねるたびに少しづつ曲が増えていく中で「そろそろイベントやりたいんよね」って言われて、それで自主企画「しくじるなよルーディー」が俺が根城とする渋谷HOMEで始まったわけで。1季節1回くらいのペースでやってこうみたいなノリだった気がする。以下全公演。惜しい!あと一回で10回だった!最後になった#9のフードでオクムライスカレーって書いてあるけど、多分この日からオクムライスカレーが誕生したんじゃないか??

そんで次どうします?って話したら「ちょっとレコーディングしたいけん一旦企画お休みかな」って話になって、そっからフルアルバム”九頭の馬イケイケ!”のリリースにつながると。「リリースライブしたいんやけど手伝ってほしいんよ」って言われて、じゃあ折角だし下北の440にしますかって話してハコ押さえてリリースライブ。そん時は俺が物販立ったっけな。以下公式レコ発の様子ツイート貼。

https://twitter.com/talking_lights_/status/1249216086316322817?s=20&t=vZbQ2IaimPJBK9QLnjqIRw

その年の12月に忘年会的な感じで(the)bedsとtalking lightsとファスピックスでスリーマン。このスリーマン続けていけたらいいねって話してたんだけどなあ。そっから闇のコロナ期がやってきて、どうしようかーってなってそっから7月の無観客配信ライブ。

配信ライブの準備が整って絶対トーキングライツをやりたいと思ってオファーして実現。この日のために限定販売したHOME×talking lightsのステンレスカップをお持ちの方は羨ましい。矢野さんデザイン。俺用にも発注すればよかった。それでお客さんも入れて配信ライブをやって年内のライブは終了。

コロナ禍2年目の2021年はbedsで一緒に富士宮AERAにオケラ2号君のイベントで一緒に行きました。それが最後の対バン。

そっから朱雀さんが福岡に帰って、東京でのライブの可能性を模索し続けたけど、やっぱコロナの感染者数の変動によりうまくいかなくて、それでトーキングライツのライブを見ることは出来なかったわけで、今年に入って兄貴と電話で話してる時に「解散するわ」って報告を受けて、先日解散発表。

ざっとこんな関りをしてました。

若干トーキングライツのスタッフみたいな、サッカーでいう12人目のメンバー的な、所謂サポーターとして歩んだ8年間。とても一言じゃ言えないけど、もう一度ライブを見たかったな。まあメンバーの気持ちが第一だとは思ってるし、報告を受けた時状況も理解もしていたし「じゃあ解散ライブやろうよ」とはなんか言えなかったですわ。

実の兄貴がいるってこともあるけど、朱雀さんと矢野さんとも個々にトーキングのこととか話したりして密に関わって仲も深まっていったわけで、非常に寂しいしもっともっと見ていきたかったけど仕方ないよね。今まで色んなバンドの解散に立ち会う中で今回みたいなケースも勿論あったけど、ここまでバンドと関われたのは初めてだったしさ。

自分はとにかく3人のステージを見るのが好きで、いつも輝いていて、ファンとしてもサポーターとしても解散は残念でならない。残念でなりません。もっと自分に出来ることがあったんじゃないか。そう考えたりすると悔しい。またいつか「やっぱ音楽やりたいんよね」って気軽に集まってくれるとも思ってないけど、いつか見れたらいいよな。音楽続ける人は続けてくださいよ。俺はいつでも待ってるし、なんならオファーしまくりますから。

今週DJの機会があるんで全曲トーキングライツかけますわ。

長くなったけど兄貴ライツお疲れさまでした。
勿論音楽は残るけど、お三方の面影もちゃんと残るのよ。
talking lights!

あばよ!楽しい8年間をありがとうございました!

 

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