忘れやすい。こないだこんなことがあったよね、とか、昔こんなことがあってさって話がまるで出来ない。たまに友人からお前こんなこと言ってたぞとかこんなことしてたぞ、とか言われるがてんで覚えてない。人から言われたことも覚えてない。
まあよくある話だとは思うが、旧友などと会ったり、例えば結婚式でのスピーチなどを頼まれたときに昔話、思い出話が出来ないという不都合があり地味に困る。
「酒のせいじゃない?」人はそう言うだろう。でも違うんだ。昔からそうだから。
「きっと今の自分にとってはどうでも良くなってるんだ。興味がないだけなのさ。」
そう思って生きてきたが、36歳にしてこれもちょっと違う気がする。なんかちょっとイキってる気がする。なんか美化してる恐れがある。
現に前号で成人式のことを考えながら、ディスメンバメントプランやらマリタイムやらを聞いていたら徐々にアンナコトヤコンナコトを思い出してきたじゃないか。
小学校の野球クラブで監督から最初はファーストだったのにレフトに変えられたなあとか、最初ピッチャー志望の人は一球ずつ投げて球筋を見定められたなあとか。ああ、思い返し始めたら色々解凍されていくなあ。まあ基本ZIPにして保存してるんだな。
酸いも甘い思い出という記憶はいつでもわたしの傍にあって、思い出すきっかけがあればいつだって顔をのぞかせてくれる。
やっぱただ単に忘れてるだけなんだな。。
なんかごめん。
では
また
ふじた