11月に強く思ったことがあったのでたまにはそういうことも書いておくことにしよう。
普段世界中で沢山行われているライブハウスでのライブ。それはライブハウス主催の通常ブッキングライブしかり、1年に一回しか行われないイベントしかり、発案者の意図や気持ちが伝わってくるものは良い1日になることが多い。
我々はステージに上がって精一杯ライブをすることが主な仕事なのだけれど、そのお膳立てをしてくれるのが発案者ないしスタッフであり、それを見に来てくれるお客さんがいて初めてライブイベントが成立する。
毎日沢山のライブイベントが行われており、日本ではネットで調べた範囲で3000ものライブハウスが存在するらしい。ネットに登録してないところを数えればもっとあるだろう。ということは日本で1日3000本ものライブイベントが行われていると仮定出来るわけだが、その中の一本を選んで遊びにきてもらえてるというだけでもすごいことだなと思わざるを得ない。まあ地理的な問題とか、色んな要因はあるけれど。
11月に出演したライブは弾き語りのライブを入れると3本。3本とも発案者の気持ちが伝わるライブイベントであり、そんなイベントに呼んでもらえていることを俺は少なからず誇りに思う。
浅草での弾き語りは、ineのママさんや常連さんの暖かい気配り。終演後の近所の定食屋さんで作られた親子丼のまかないにやられた。下北で行われたPatchworkでは主催のミツキ&トモによる手作りのバンド紹介冊子。こまめに連絡をとってくれたこと。告知動画の配信。特に冊子は嬉しく、保管。黒崎でのライブでは、芋焼酎を飲んでいたら途中で品切れになってしまい、ドリンクボーイが走って次のバンドの転換時間までに芋焼酎を用意してくれたことや、打ち上げでの振る舞い刺身等々。
色んなところで動いてくれてる。
「ライブハウスのライブってつまんなくない?」
そういう意見は沢山聞く。
勿論駄目な部分もたくさんある。客観的視点から言って正しい意見も多く、素人仕事だなあって思う部分もあるかと思う。よく聞く「受付の人が愛想悪い」とかね笑。そんなんライブハウスじゃなくても沢山いるけど。どちらかと言うと俺なんかは機械的にいい声だして丁寧な言葉遣いの店員さんの方がなんか残念な気持ちになることが多いけども。まあいいか。
客が気遣わなきゃいけないのって?
そんなん、あたりめえだろい。
お客さんも演者も裏方さんも等しくマナーはある。なるべく広い視野で良いところ悪いところを探しながらやっていければいいんじゃないだろうか。
それでも経営状況が悪くて閉店したりすんのはしょうがないこと。
ただ悲観的になってるだけっつーのは信じれないかな。
「いい時間を過ごせるように。」
「うまい酒が飲めるように。」とか。
そう皆が思ってればライブハウスはもっと楽しい場所になれるかなー。
どうかなー笑。
まずはバンドが良い演奏しないと駄目だね。チケット代高くねーか?って言われたら情けないじゃん。
引き締めていきましょー。
では
また
ふじた