終電なんて

in diary

終電で帰れず始発で帰っていてふと思う。
JRが24時間営業になってくれたらと。
寧ろそこまでは望まないから、深夜0時~朝の4時まで運行する私鉄があればと。
主要な都市の、渋谷、新宿、池袋にしか止まらない私鉄。
と帰れなくなって憂う俺だ。
がしかし。
終電の美学というものが存在するのも確かである。
要は
「帰れなくなっちゃった」
美学である。
この美学はあまりにも美しく、誰も知らないことである。
………………………………………
まだ男女の間柄ではない男女が二人きりで楽しく呑んでいたとしよう。
現在pm23:00。
大概二人は時計をみている。
終電が近づいている。
男の方の腹は決まった。
「終電逃すぞ!てか逃せ!」
女の腹は決まっていない。
「もうちょっと呑みたいけど、終電逃すわけには…」
変な空気に必ずなる。
刻一刻と近づく終電。
女はついに腹を据えた。
「終電逃しちゃえ!」
それからまた会話に花が咲く。
これでもかってくらい話す。
つまらないことでもやけに楽しそうに、興味ある風に話す。時間を延ばすために。
そして男は切り出す。
「そういえば終電大丈夫?」
でたあ!
てか「そういえば」ってなんだ!
それで何の気なしにタイミングよく言ったつもりか?
バレバレじゃ!
大分前から時計みてたのバレてるんだよ!この野郎!
そして女は答える。
「え?…あー終電ないんだけど!やばい!どうしよ~」
でたあ!「え?」とか言って、男が時計みてたの知ってた癖に!
…と、まあこのやり取りは大学生までの話。
大人になると、「あー…うん、でも大丈夫だよ。タクシーあるし。」
になるから、きっと。
まあ世の中の大概の恵まれた男女であれば一度は経験あるんじゃないかと思われる一節。
ちなみに今回の事例は事がすんなり運んだ場合の一節だから、もうちょい互いに焦らしたりすることもあるだろう。
無論同性同士でもこういうことはあると思うが、男女間においてのみ「終電」というものは、かなり大きなウェイトをしめていると思う。
だからやっぱ終電あったほうがロマンがあるな。
って思っただけの話。
では
また
ふじた

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