今日は節分の日。
南南東を向いて恵方巻きを食べるというのは、大阪で商売繁盛の祈願事として始まったという習慣で、商業的に売り上げの落ちる1月後半から2月初旬の販売イベントとして、コンビニ、スーパーマーケットが全国に広まったのでありんす。
俺も一つのお店に所属する商売人である手前、興味がないわけじゃないが、
全く関係のない人に「恵方巻き食べた?」という話題をふる程バカではない。
というか誰かが恵方巻きをくわえている様の写真を載っけたりしているのも、なんだか滑稽である。
個人的には、「阿呆巻き」なるものがあれば是非食べてみたいものである。
「阿呆巻き」の実態は私が推察するにこのようなものだ。
「起源」:「阿呆」という言葉は近畿地方や、中国地方を中心とした地域でみられる表現で、その一年の自分がやってしまうだろう阿呆な発言、行動全てを食べて、自己嫌悪することのない一年を送ろうという祈願を込めて「阿呆巻き」を食す、習慣。日にちは恵方巻きの起源も知らずに食べる輩が多いであろう、2/3に実施。 悪しからず。
「作法」:東西南北の方位ではなく、男子は自分の真下を向きながら、手を使わずこぼれないように食べきるというものです。女子は自分の真上を向いて食べきってください。女子の場合は少し審査を優しくしてあげて、手を使ってもいいです。男女共、少しでもこぼれたら、こぼれた分その一年、阿呆なことをしてしまうという不安にかられます。悪しからず。
「阿呆巻きの作り方」:ご飯の中に入れる具は「これ入れたら阿呆だな」と思う物を入れてください。但し、海苔で巻いてはいけません。豚か牛の肉で巻きましょう。これは何故かと言いますと、海苔という伝統感を出すよりも、肉を巻いて、流行の肉巻きのトレンドを入れることにより、より一層般人受けを狙い、実施者を広げるという意図によるものです。悪しからず。
まあ阿呆巻きの定義としてはこんなもんでしょうか。
さあ皆さん来年は阿呆巻き。阿呆になりたくなければ是非やりましょう。
とは言え阿呆の良さというものの面白さや浅はかさを理解している、筆者は「阿呆巻きなど食えるか!」というスタンスではあるわけなのです。
では
また
ふじた